Премьера Реквиема Владимира Мартынова прозвучит в Зале Чайковского
ウラディーミル・マルティノフの新作『レクイエム』がチャイコフスキー・ホールで世界初演へ
10月30日、チャイコフスキー・ホールにおいて、ウラディーミル・マルティノフの新作である、ハルムスとヴヴェデンスキーの詩による「独唱、合唱とオーケストラのためのレクイエム」の世界初演が行われる。演奏はフョードル・ベズノシコフ指揮のロシア・ナショナル管弦楽団およびA. V. スヴェシニコフ記念国立アカデミー・ロシア合唱団、ソリストとしてタチアナ・グリンデンコ(ヴァイオリン)、エカテリーナ・セレブリンスカヤ、アンナ・ブカティナ(声楽)が出演する。
ウラディーミル・マルティノフがレクイエムというジャンルを手がけるのは今回で2度目となる。最初のレクイエム(追悼ミサ)は、伝統的なラテン語典礼文を用いて1995年に創作された。今回の新しいレクイエムはそれとは異なる性質の作品であり、典礼とは結びついておらず、追悼という概念そのものや人間の生の有限性というテーマに言及している。このレクイエムの基礎となったのは、1920年代末のレニングラードの芸術集団「オベリウ(OBÉRIU)」のメンバーであったダニール・ハルムスとアレクサンドル・ヴヴェデンスキーの詩である。劇場音楽の制作において、マルティノフは不条理の詩学と哲学的深さが結びついた彼らの作品を幾度となく取り上げてきたが、今回はハルムスとヴヴェデンスキーの世界が作曲家にとって音楽的儀式の基盤となっている。
レクイエムでは、ハルムスの「野生の戦士の死」(1938年)と「歌」(1935年)、ヴヴェデンスキーの「どこで。いつ」(1941年)と「ポテツ」(1937年)の4つの詩が用いられる。これらはすべて、両詩人の人生の最後の時期となった1935〜1941年に書かれたものである。1941年にハルムスとヴヴェデンスキーは逮捕され、いずれも終戦を迎えることなく亡くなった。
マルティノフは次のように述べている。「新しいレクイエムは正統的なものではなく、典礼とは何の関係もありません。そして、これは私たちが生きている時代に非常によく合致しているように思います。アイデアとしてのレクイエムなのです」。彼の構想の中心には、ヴヴェデンスキー自身が自らにとって最も重要だと呼んだ「時間」「死」「神」という3つのテーマがある。マルティノフのレクイエムは、決定的な答えを出すことが不可能な問いに対し、音楽がどのように儀式的な形を与えることができるかについての思索を深めるものである。
独奏ヴァイオリンのパートは、作曲家の人生の伴侶であり、ミューズにして忠実な協力者であるタチアナ・グリンデンコが演奏する。彼女はマルティノフの多くの作品の初演に参加しており、2002年には最初のレクイエムを含む一連の作品によって作曲家とともにロシア国家賞を受賞した。また初演には、これまで劇場でマルティノフの音楽に接してきた歌手たちも参加する。エカテリーナ・セレブリンスカヤは「劇芸術学校」劇場の俳優であり、アンナ・ブカティナはタガンカ劇場の女優で、マルティノフの音楽を用いたユーリー・リュビーモフの神秘劇『ソクラテス/神託』で「歌姫」の役を演じた。
(写真提供:モスクワ・フィルハーモニー情報・広報部門)



