New York Philharmonic to Commemorate 25th Anniversary of 9/11
ニューヨーク・フィルハーモニックが9.11から25周年を記念するコンサートを開催
芸術監督グスターボ・ドゥダメル率いるニューヨーク・フィルハーモニックは、アメリカ陸軍野戦軍楽隊のソルジャーズ・コーラスと共演し、9.11テロから25周年を記念するコンサートを開催します。
「Sounds of Remembrance(追悼の響き)」と題されたこのコンサートでは、本イベントのために特別に委嘱された世界初演作品を含む、多彩な楽曲が披露されます。
前半はソルジャーズ・コーラスによる演奏で幕を開け、続いてチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」より「ソナチネ形式の小品」、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」第4番が演奏されます。プログラムには、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第16番より「レント・アッサイ、カンタービレ・エ・トランクィッロ」(バーンスタインによる弦楽オーケストラ編曲版)と、バーンスタインの「キャンディード」より「メイク・アワー・ガーデン・グロウ」(D・ホッジ編曲版)も含まれます。コンサートの最後には、ジュリア・アドルフ作曲、サフィヤ・シンクレア作詞によるニューヨーク・フィル委嘱作品「We the Living」が世界初演されます。この公演は9月11日、グラウンド・ゼロのペレルマン・パフォーミング・アーツ・センターにて開催されます。
さらに9月16日、18日、19日には、ドゥダメルとニューヨーク・フィルがリンカーン・センターのデヴィッド・ゲフィン・ホールにて、ジョン・アダムズの9.11追悼作品「魂の移住」を、プロコフィエフの交響曲第5番、およびゾシャ・ディ・カストリの「Invisible House」の世界初演とともに演奏します。
ニューヨーク・フィルの首席アソシエイト・コンサートマスターであるシェリル・ステープルズは、「(9.11は)誰もが自分がどこで何をしていたかを正確に覚えている出来事の一つです」と語り、テロ発生後にクルト・マズアの指揮で行われたブラームスの「ドイツ・レクイエム」のコンサートを振り返りました。「マズアは拍手をしないよう求めました。それが、何か非常に意味のあることをしているという感覚をもたらしたのです。音楽家として、大きな悲劇が起こったとき、『自分はここで何をしているのか?ただバイオリンを弾いているだけではないか』と自問するのは容易なことです。しかし、ケネディ大統領暗殺に対するバーンスタインの反応を思い出します。『私たちはこれまで以上に激しく、美しく、献身的に音楽を奏でるのだ』という言葉です」

