Wir und die Schöne Neue Welt von Gestern. Asasello Quartett & Johann von Bülow
アザゼロ・カルテットが俳優ヨハン・フォン・ビューローを迎え、ケルンで朗読と音楽のコンサート「Wir und die Schöne Neue Welt von Gestern」を開催
アザゼロ・カルテットは毎年、コンサートシリーズ「Wir und die Schöne Neue Welt von Gestern(私たちと昨日のすばらしき新世界)」の一環として、朗読付きのコンサートをプログラムに組み込んでいる。11月6日、ケルンのサンクタ・クララ・ケラーにてこのコンセプトの第2回が行われる。今回のゲストは、『U・ボート』『Parlament』『TAR/ター』などの映画やテレビ作品に出演し、2023年にはデビュー小説『Roxy』を出版した俳優のヨハン・フォン・ビューローである。
このシリーズのタイトルは、エヴゲーニイ・ザミャーチン(『われら』)、オルダス・ハクスリー(『すばらしき新世界』)、シュテファン・ツヴァイク(『昨日の世界』)という文学の命名者に由来している。音楽のレパートリー選定は常に、19世紀から21世紀に至る「20年代」の作品によるコラージュとなっている。
ヨハン・フォン・ビューローが11月6日に朗読するテキストの選定もこの考えに従っている。1924年に出版されたトーマス・マンの教養小説『魔の山』からのテキストが読まれるほか、ポーランドのノーベル賞作家オルガ・トカルチュクが2022年に発表した小説『Empusion』の抜粋も披露される。同書は「『魔の山』のフェミニズム版」(NDR)と評され、家父長制、女性蔑視、そして世界がどのように語られるべきかを誰が決める権利を持つのかという問題に向き合っている。『魔の山』と同様に、シレジアのサナトリウムにいる登場人物たちは哲学、政治、セクシャリティ、病、人生の意味について長い対話をして時を過ごすが、トカルチュクは巧妙に視点をずらしている。
「トカルチュクは、プラトンからサルトルに至る西洋の女性蔑視の全目録を殿方が口にするのを楽しむ贅沢を味わっている」(ウェルト・アム・ゾンターク紙)
厳選されたテキストの一節の対比と、両世紀の「20年代」の音楽との相互作用の中に、思索のための空間が生まれる。アルノルト・シェーンベルクやエゴン・ヴェレスによる近代の弦楽四重奏作品、そしてリーザ・シュトライヒらによる今日の楽曲を用い、アザゼロ・カルテットは文学的テーマを取り上げ、深め、新たな文脈へと導く音楽的な共鳴空間を切り拓く。
- 2026年11月6日(金)20時
サンクタ・クララ・ケラー(Am Römerturm 3, 50667 Köln)
Wir und die Schöne Neue Welt von Gestern #8 – "Eigene Welt, kurz und ausufernd"
出演:アザゼロ・カルテット&ヨハン・フォン・ビューロー
曲目:シェーンベルク、ヴェレス、シュトライヒ ほか



