La Quincena a varias voces (II)
第87回サン・セバスティアン音楽週間(Quincena Musical)の後半公演と総括

【批評】
第87回サン・セバスティアン音楽週間(Quincena Musical Donostiarra)
8月30日、サン・セバスティアン音楽週間は第87回開催の幕を閉じた。数時間後、芸術監督のパトリック・アルファジャは数字を交えて総括を行った。クルサール講堂での公演は2025年比で10ポイント増となる92.3%の占有率を記録し、観客数は1万5千人超、チケット収入は90万ユーロを突破した。ギプスコア県都および音楽週間が展開する他の地域での公演も成功を収め、著名な出演者と観客の大きな反響を得た「輝かしい」音楽祭となった。
数字以上に、音楽祭は余韻によっても評価される。後半のハイライトの一つは、8月22日のジョン・エリオット・ガーディナー指揮、ザ・コンステレーション合唱団&管弦楽団による公演である。ブラームスとメンデルスゾーンにおいて、ガーディナーはバッハやモンテヴェルディで培った視点をロマン派のレパートリーに持ち込んだ。透明感のある響き、密度の低いテクスチュア、安定したテンポ、ルバートを排したフレージングが特徴で、各要素が正確な位置に配置された緊張感のある音楽が展開された。40名未満の合唱団はヴィブラートを抑え、バロック的な発声に近かった。ソリストのヒラリー・クローニンは、芯のある声と軽やかな高音で際立った存在感を示した。
8月26日には、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮ソウル・フィルハーモニー管弦楽団による公演が行われた。ジョン・アダムズの『ザ・ウンド・ドレッサー』では、マリアス・ゲルネが独唱を務め、苦悩と慈愛を表現した。続くベートーヴェンの交響曲第9番では、テンポの速いエネルギッシュな解釈がなされ、ソリスト陣(グロリア・ジウン・チョイ、ア・ギョン・リー、ジ・フン・ソン、マリアス・ゲルネ)が堅実な歌唱を披露した。
翌27日にはチジダ・レクにて、メゾソプラノのマリア・ホセ・モンティエルがミケル・エステルリッチのピアノ伴奏でリサイタルを行った。その温かくベルベットのような声質は、空間と対話するような独特の響きを生み出した。



