Note Diffuse - Città di Firenze
フィレンツェ室内管弦楽団が「アウトゥンノ・フィオレンティーノ」で教会や学校、刑務所など全10公演の無料コンサートを開催
10月10日より、偉大なクラシック音楽を包摂のためのツールとして活用するフィレンツェ室内管弦楽団のプロジェクトが開幕する。
市内の各地区でライブ公演や芸術活動を推進するフィレンツェ市の催し「アウトゥンノ・フィオレンティーノ(フィレンツェの秋)」の一環として、フィレンツェ室内管弦楽団のコンサートが始まる。全10回の公演はすべて入場無料で、教会や文化センターのほか、学校、高齢者施設、ソッリッチャーノ刑務所などに音楽やオペラを届ける。
開幕は10月10日(土)21時、セッテ・サンティ広間(Sala dei Sette Santi)で行われる。指揮はジュゼッペ・ランゼッタ、クラリネット独奏はフランチェスコ・ダルマニンが務める。劇音楽『キプロスの女王ロザムンデ』から最も有名な楽曲であるフランツ・シューベルトの「間奏曲第3番」で幕を開け、ダルマニン自身の作曲による「The First Winter Rain」が続き、最後は19世紀のロマン派の感受性や不安を予見させるモーツァルトの傑作「交響曲第40番ト短調」で締めくくられる。
フランチェスコ・ダルマニンはフィレンツェ室内管弦楽団の首席クラリネット奏者であり、イタリア・ユース管弦楽団やミラノ・スカラ座アカデミー管弦楽団とも共演している。作曲分野でも精力的に活動しており、ボローニャの「8月2日」国際作曲コンクール第1位や、テッサロニキのディミトリ・ミトロプーロス・コンクール第3位などを獲得している。
今後の予定――「アウトゥンノ・フィオレンティーノ」における同楽団のコンサートは、10月13日(火)15時30分にソッリッチャーノ刑務所で「ジャズへのオマージュ」、10月15日(木)10時にピランデッロ総合学校でヴィヴァルディの『四季』を題材としたレクチャーコンサート、10月16日(金)21時にチェントロ・ペル・レタ・リベラ・イル・リードで「映画とテレビの音楽」、10月19日(月)10時にバルサンティ小学校でモーツァルトに関するレクチャーコンサートと続く。10月21日(水)21時に入場無料で行われるロミートのサンタントニオ・ダ・パドヴァ教会での公演では、ジュゼッペ・ランゼッタ指揮、ソプラノのパトリツィア・チーニャ、メゾソプラノのラウラ・ポルヴェレッリを迎え、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」を披露する。10月25日(日)21時のサン・ヤコポ・イン・ポルヴェローザ教会では、フィレンツェ室内管弦楽団とフィレンツェ国際合唱団により、ヴィヴァルディの「グローリア ニ長調」が演奏される。さらに、11月2日(月)21時にカノーヴァ文化センターでヴェルディとベートーヴェン、11月13日(金)21時にカーザ・カチョッレでミュージカルに捧げるグラン・ガラ、そして11月23日(月)21時にサン・ヤコピーノ教会にてレオネ・ピーニのヴァイオリン独奏による公演で幕を閉じる。
全プログラムはウェブサイト(www.orchestrafiorentina.it)に掲載されている。「アウトゥンノ・フィオレンティーノ」の公演日程は、文化省興行総局の支援を受けてフィレンツェ市が主催している。