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🇯🇵 日本オペラOntomo · 2026年6月10日 20:01 · インタビュー· 約2分で読めます

タン・ドゥン:オペラ『TEA ~茶は魂の鏡~』~「茶」が世界の人々を魅了する理由

タン・ドゥン:オペラ『TEA ~茶は魂の鏡~』~「茶」が世界の人々を魅了する理由

日本語要約
サントリーホール委嘱作品であるタン・ドゥン作曲のオペラ『TEA ~茶は魂の鏡~』が、20年ぶりに同ホールで凱旋公演を行う。本作は古代中国と日本を舞台に、茶にまつわる愛と記憶を描いた現代オペラ。2002年の初演以来、世界19都市で上演されてきた。7月3日・4日の公演ではシャーウッド・フーが新演出を手がけ、作曲者自身が指揮を務める。
全文(日本語)

世界を席巻したサントリーホール委嘱の名作オペラ『TEA ~茶は魂の鏡~』(作曲:タン・ドゥン)が、20年ぶりに帰還する。2002年の世界初演以来、ヨーロッパ、中国、アメリカなど世界19都市で再演を重ねてきた本作は、今世紀に作られたオペラの中でも大きな反響を呼んだ成功作の一つである。

本作は、茶にまつわる愛と記憶の物語であり、哲学的な考察に満ちた作品である。音楽には、水、紙、石、陶器などの自然素材を楽器として用いる「オーガニック・ミュージック」の手法が取り入れられている。7月3日・4日にサントリーホールで行われる凱旋公演は、映画監督・演出家のシャーウッド・フーが新演出を担当し、タン・ドゥン自身が指揮を執る。

あらすじ:京都の寺で僧の聖嚮(せいきょう)が過去を回想する。かつて日本の皇子として中国を訪れた聖嚮は、皇帝の娘・蘭と結婚を約束する。弟の皇子が所有する知恵の書「茶経」を偽物と見破った聖嚮は、蘭とともに旅に出る。陸羽の娘・陸から本物の「茶経」を手に入れるが、皇子との奪い合いの中で蘭が犠牲となる。物語は再び京都の寺へ戻り、聖嚮は茶の哲学を語る。

作曲家タン・ドゥンへのインタビュー:

タン・ドゥンは、酒を「陽の揺るぎない精神」、茶を「陰の潤いある静けさ」と定義する。茶は友情と平和を語るための手段であり、互いを愛し考えるための哲学であると語る。また、酒は外界との対話の橋であり、茶は内面を映す鏡であると述べる。

本作の音楽には、水、風(紙の音)、火、陶器など『茶経』に記された要素が織り込まれている。タン・ドゥンは、古代の演劇形式やアニミズム的な観念から着想を得て、舞台上の境界を解体する「ホール・オペラ」という形式を創造した。最後の場面にある「茶を味わうことは、何よりも難しい」という言葉は、天・地・自己を味わうという「品」の哲学に基づいている。タン・ドゥンは、聴衆の心に直接届く旋律を重視し、歌いやすさを追求したと語っている。

関連キーワード解説 (6)
タン・ドゥン人物・団体Wikipedia ↗

譚盾 は、中国の作曲家。映画『グリーン・デスティニー』や『HERO』のための映画音楽を作曲し、グラミー賞やアカデミー賞を受賞したことでも知られる。

ヨーヨー・マ人物・団体Wikipedia ↗

ヨーヨー・マ は、フランス出身のチェリストである。中国系アメリカ人。

李白人物・団体Wikipedia ↗

李 白 は、中国の盛唐の時代の詩人である。字は太白(たいはく)。号は青蓮居士。唐代のみならず中国詩歌史上において、同時代の杜甫とともに最高の存在とされる。奔放で変幻自在な詩風から、後世に『詩仙』と称される。

ベートーヴェン人物・団体Wikipedia ↗

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン は、ドイツの作曲家、ピアニスト。音楽史において極めて重要な作曲家の一人であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆とされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えた。

サントリーホール会場Wikipedia ↗

サントリーホール は、東京都港区赤坂一丁目にあるコンサートホール。アークヒルズの一画に1986年10月12日に開館した。敷地は森ビルが、建物は森ビルとサントリーホールディングスが所有し、公益財団法人サントリー芸術財団が運営する。

タイムズスクエア会場Wikipedia ↗

タイムズ・スクエア は、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区ミッドタウンにある繁華街・交差点の名称。タイムズ・スクウェアと表記されることもある。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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