Virtuosity & discipline: John Wilson & the Sinfonia of London in Respighi's Roman trilogy & Walton's Cello Concerto
技巧と規律:ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オブ・ロンドンによるレスピーギ「ローマ三部作」とウォルトンのチェロ協奏曲
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2026年7月24日、ロイヤル・アルバート・ホールで開催されたBBCプロムスにおいて、ジョン・ウィルソン指揮シンフォニア・オブ・ロンドンによる公演が行われた。プログラムはイタリアを想起させる作品で構成され、ヴェルディの歌劇『運命の力』序曲で幕を開け、レスピーギの「ローマ三部作」(『ローマの祭』『ローマの噴水』『ローマの松』)で締めくくられた。中盤には、ウォルトンがイスキア島のラ・モルテッラ滞在中に作曲したチェロ協奏曲が、同楽団の首席チェリストであるジョナサン・アースガードをソリストに迎えて演奏された。
ウォルトンの協奏曲を除き、このコンサートは大規模な編成で行われた。ヴェルディの演奏時にはステージは満員となり、『ローマの松』の「アッピア街道の松」では、約120名のオーケストラ奏者に16名の追加ブラスが加わり、ステージは溢れんばかりの熱気に包まれた。
ヴェルディの序曲は、鮮やかなブラスと引き締まった緊迫感のある弦楽器の響きで始まった。ウィルソンが音楽にもたらした細部の明瞭さと、歌うような旋律を保ちつつも不穏な底流を制御する手腕が際立ち、切迫したドラマを生み出した。ウォルトンのチェロ協奏曲は、1956年にグレゴール・ピアティゴルスキーのために書かれた作品である。アースガードの演奏は、大柄でロマンティックな表現よりも、親密でエレガントな音色が特徴的であった。ウィルソンはオーケストラをしっかりと制御し、ウォルトン特有の鋭いエッジを保ちつつも、思慮深く親密な解釈を提示した。第2楽章は速く鮮やかで、終楽章ではソリストの叙情的な旋律と、オーケストラの繊細なテクスチャーが対照的に響いた。
後半のレスピーギの交響詩では、ウィルソンは楽団から非常に共感的で鮮やかな演奏を引き出した。『ローマの祭』の「チルチェンセス」は映画音楽のような色彩豊かな響きを持ち、『主日祭』では聖なる街を垣間見る巡礼者の高揚感が表現された。『十月祭』は陽気な興奮に満ち、最終曲『主顕祭』へと続いた。