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🇯🇵 日本ピアノOntomo · 2026年11月6日 10:02 · ニュース· 約1分で読めます

30秒でわかるラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

音楽評論家の寺西基之がラヴェルの名曲「ピアノ協奏曲 ト長調」の特徴や構成を解説

日本語要約
音楽評論家の寺西基之がモーリス・ラヴェルの名曲「ピアノ協奏曲 ト長調」を解説。本作は伝統的な急緩急の3楽章構成をとりつつ、ジャズの語法や複調などのモダニズムが融合された作品である。各楽章の聴きどころや、作曲年・演奏時間・楽器編成も紹介されている。
全文(日本語)

斬新な響きを追求してフランス近代音楽に新しい展開をもたらしたモーリス・ラヴェル(1875~1937)は、根底では古典的な様式感を重視していました。後期の所産である「ピアノ協奏曲 ト長調」も、急緩急の伝統的な3楽章構成をとった作品で、後期のラヴェルがしばしば取り入れたジャズの語法をはじめ、躍動的なリズム、複調などのモダニズムを混ぜ合わせて、革新と古典を融合させています。鮮やかな技巧や色彩を振りまく独奏ピアノと、ソロイスティックな活躍を見せるオーケストラの各楽器の組み合わせにより、多彩な響きを生み出すセンス満点の軽妙洒脱な協奏曲となっています。

第1楽章は鞭の一打ちで始まり、ピッコロが提示する快活な第1主題とピアノが奏する叙情的な第2主題を持ちます。躍動するピアノにさまざまな楽器の活躍が目立つ色彩豊かな楽章で、ハープのカデンツァ風の一節が挟まれるのも注目されます。

第2楽章は、ピアノが叙情的な旋律を紡ぐ魅力的な緩徐楽章です。主題再現ではコーラングレに旋律が移り、ピアノがそれを美しく彩ります。

第3楽章は、めくるめくばかりの急速なトッカータ風の音の動きで運ばれる、短くも鮮やかなフィナーレとなっています。

【作品データ】

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

作曲年:1929~31年

演奏時間:約22分

編成:ピッコロ1、フルート1、オーボエ1、コーラングレ1、クラリネット1、小クラリネット1、ファゴット2、ホルン2、トランペット1、トロンボーン1、ティンパニ、大太鼓、小太鼓、シンバル、タムタム、トライアングル、ウッドブロック、鞭、ハープ1、弦5部、独奏ピアノ

▼関連キーワード解説 (1)
ラヴェル人物・団体Wikipedia ↗

ジョゼフ・モーリス(モリス)・ラヴェル は、フランスの作曲家。『スペイン狂詩曲』やバレエ音楽『ダフニスとクロエ』『ボレロ』の作曲、『展覧会の絵』のオーケストレーションで知られる。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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