「胸にズシンとくる舞台を」 主演の森下洋子さんが思い語る 松山バレエ団「くるみ割り人形」大阪公演 - topics.smt.docomo.ne.jp
松山バレエ団が「くるみ割り人形」大阪公演を上演、舞踊歴75周年の森下洋子がクララ役で主演
クリスマスの夜、少女が見た“夢”の物語を描く松山バレエ団(東京都港区)による「くるみ割り人形」全幕が、11月28日(土)にフェスティバルホール(大阪市北区)で上演される。主人公の少女クララ役は、今年舞踊歴75周年の節目を迎えた同団のプリマバレリーナ、森下洋子さんが務める。演奏は日本センチュリー交響楽団が担い、森下さんが団長を務める同バレエ団が総出演する。
松山バレエ団の「くるみ割り人形」は今年で初演から45年を迎える。チャイコフスキーの音楽とともにクリスマスの情景を描くだけでなく、クララが経験を通じて人間として成長していく姿が描かれる演出となっている。長年クララを踊ってきた森下さんは、「胸にズシンときて自然に涙があふれ、心が温かくなる。そのようなものを感じてもらいたい一心で、毎日稽古に取り組んでいます」と語る。
同団がフェスティバルホールで公演を始めたのは1961年である。森下さんは「大阪の皆様はいつも本当に温かいお気持ちで迎えてくださっている」と感謝を示す。今回は大きな構成変更はないものの、演出を一部見直したという。自然災害や環境変化が続く中、「前向きな希望や、人と人が信じ合う愛をお届けできるよう、さまざまな箇所で演出を変えました」と明かした。同団の作品は東日本大震災や各地の災害、戦争の被害を受けた人々に寄り添う思いを込めて制作されているという。
75年に及ぶ舞踊人生について、森下さんは支援への感謝を述べ、「継続できたのは当たり前のことではなかった。稽古を続けられること自体が喜びです」と語った。バレエ以外の職業を考えたことは「まったくない」とし、今後も一日一日研鑽を重ねる覚悟を示している。
公演は午後3時開演。チケットはSS席1万7000円、S席1万4000円、A席9000円ほかとなっている。
