ショパンは私の中に【インタビュー】 - Culture.pl
作曲家ジグムント・クラウゼが語る韓国・日本との交流と新作『コンチェルティーノ』の世界初演
ジグムント・クラウゼ(ZK)はアジア地域に魅了されており、1970年代の終わりから同地域の大きな発展を観察してきた。初めて訪れたのは1982年の韓国で、当時パリ在住で知識がないまま渡航した。当時のポーランド人民民主主義共和国は韓国と国交を結んでいなかったため、ソウルの空港でようやく査証を取得できたという。渡航の目的は、親友の作曲家である姜硯煕(1934-2020)が主催する現代音楽祭「パン・ミュージック・フェスティバル」への参加だった。クラウゼはその後も国際現代音楽協会(ISCM)執行委員会メンバーとして韓国を何度も訪れ、大邱市の啓明大学校に特任教授として招聘され半年間滞在した。
日本との関係は、作曲家の武満徹(1930-1996)との交流から始まった。クラウゼは武満が東京で主催していた音楽祭「今日の音楽」に招かれ、武満が企画するサントリーホール・シリーズのために委嘱された『ピアノ協奏曲第2番』(1996)を武満に献呈した(武満は初演に立ち会うことはできなかった)。1980年代半ばからは慶應大学に招かれて東京で授業を行い、神戸や大阪でも講義を担当した。日本には一柳彗(1933-2022)や湯浅譲二(1929-2024)など、同世代の作曲家や演奏家に多くの親友がいた。
また、いずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督に就任した藤倉大とも親交がある。クラウゼがラジェヨヴィツェで企画・運営してきた若い作曲家のための夏季講習会に昨年藤倉を招いた際、藤倉が20年前にクラウゼ主催の作曲家コンクールで優勝していたことが判明した。
いずみシンフォニエッタ大阪のシーズン開幕において、クラウゼの『コンチェルティーノ』(2026)が世界初演される。このコンサートのプログラムには、ウッチ音楽アカデミーでのクラウゼの教え子で、現在アメリカで活動する福岡似奈の作品も含まれている。
