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🇯🇵 日本声楽Ontomo · 2026年10月14日 18:32 · レビュー· 約2分で読めます

文化財の土浦亀城邸で聴く《建築家が聴いた音楽》は、聴き手を別世界へと運ぶ

文化財の土浦亀城邸で片野耕喜と小川加恵らが出演する対話型演奏会シリーズ第3回「内面としてのロマン派:シューベルト」が開催

日本語要約
移築復元された文化財の土浦亀城邸で、全6回の対話型演奏会シリーズ「建築家が聴いた音楽―建築家・土浦亀城の思考に響いた音」の第3回「内面としてのロマン派:シューベルト」が開催された。テノールの片野耕喜、フォルテピアノの小川加恵、総合監修・ナビゲーターの久保田慶一が出演し、シューベルトの歌曲やピアノフォルテによる演奏、シューマンの『詩人の恋』などが披露された。
全文(日本語)

建築家・土浦亀城(1897–1996)がどのような音楽を、どのような感覚で聴いていたのか。「建築家が聴いた音楽―建築家・土浦亀城の思考に響いた音」は、昭和初期の住宅建築を代表する土浦亀城邸で、音楽作品を演奏し、対話によって思考を深める全6回の対話型演奏会シリーズである。

東京・青山通りに面した一角に、建築家の土浦亀城・信子の自邸として1935年に建てられた、戦前日本のモダニズム住宅を未来へ繋ぐ意味で品川区上大崎長者丸から移築された建物が存在する。土浦邸は現在ポーラ青山ビルディングの敷地の南側に位置し、文化財として復元され、一般公開も行われている。

土浦邸では、同シリーズと題した親密なコンサートが2026年5月から開催されている。土浦亀城はバッハから20世紀音楽にいたる幅広いジャンルの音楽を好み、聴き続けた人物であり、その思いに寄り添う多種多様なプログラムが組まれている。

9月16日(水)に開催された第3回「内面としてのロマン派:シューベルト」では、片野耕喜(テノール)、小川加恵(ピアノ/フォルテピアノ)、久保田慶一(総合監修・ナビゲーター)により、シューベルトの歌曲とピアノフォルテの演奏が行われた。

コンサートは「野ばら」「鱒」で幕を開け、「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」から選ばれた曲や、ピアノ五重奏曲「鱒」のピアノフォルテによる演奏も行われ、久保田の解説に続いてシューベルトの旋律が紡がれた。小川加恵はシューベルト時代の1790年後半の5オクターブ61鍵のピアノフォルテ(クリス・マネのレプリカ)を演奏した。

休憩時間には、ベルギーのピアノ製作家クリス・マネによるピアノフォルテの周りに聴衆が集まり、奏者からモデラートストップなどの機構について説明が行われた。後半にはシューベルトに加え、シューマンの『詩人の恋』が演奏された。

久保田は「土浦邸の内的な空間において、シューベルトやシューマンと詩人たちが醸し出すロマン主義の音楽と詩の内面を味わってほしい。聴き手の内面が広がり、新たな自己の発見につながるのではないか」と語った。

【公演データ】

「建築家が聴いた音楽―建築家・土浦亀城の思考に響いた音」演奏会シリーズ 第3回「内面としてのロマン派:シューベルト」

日時:2026年9月16日(水)①昼の部 14:00開演 ②夜の部 19:00開演

会場:土浦亀城邸

曲目:

F.シューベルト:歌曲「君がここにいたことを」(F.リュッケルト)

同:歌曲「ガニュメート」(J.W.v.ゲーテ)

同:歌曲「鱒」(C.F.D.シューバルト)

R.シューマン:『詩人の恋』より「君の目に見入ると」(H.ハイネ)他

出演:

久保田慶一(総合監修・ナビゲーター)

片野耕喜(テノール)

小川加恵(フォルテピアノ)

▼関連キーワード解説 (2)
久保田慶一人物・団体Wikipedia ↗

久保田 慶一 は、日本の音楽学者(博士 )。専門は西洋音楽史、特にバッハ、及び音楽家のキャリア形成。東京経済大学客員教授(2020-)。元東京学芸大学教授(1997-2009)・国立音楽大学教授・副学長(2010-2020)。

土浦亀城邸会場Wikipedia ↗

土浦亀城邸(つちうらかめきてい)は東京都品川区上大崎にあった住宅。建築家の土浦亀城が自宅として設計した。土浦が設計した自宅建築としては2つめに当たる。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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片野耕喜小川加恵久保田慶一土浦亀城邸「野ばら」「鱒」「水車小屋の娘」「冬の旅」ピアノ五重奏曲「鱒」『詩人の恋』歌曲「君がここにいたことを」歌曲「ガニュメート」『詩人の恋』より「君の目に見入ると」
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