Klingendes Tal
響き合う谷
「おお、モンタフォンはなんと美しいことか」。自然を愛する旅行者は、オーストリアの同名の谷を訪れた後にそう叫ぶかもしれません。全長39キロメートルにわたって広がるこの地域は、素晴らしいアルプスのパノラマ、手つかずの牧草地、素朴な山村、そして水晶のように澄んだ水流がフォアアールベルク州の南を貫いています。しかし、「モンタフォンの共鳴(Montafoner Resonanzen)」のおかげで、音楽を愛する訪問者たちもこの地域を高く評価するようになって久しいです。2026年、この音楽祭は10周年を迎え、谷の教会、山小屋、自然の場所を再び、多様なジャンルの音響芸術のための舞台へと変貌させます。室内楽やジャズはもちろんのこと、オルガンの響き、クロスオーバー・プロジェクト、吹奏楽や民族音楽もここで演奏されます。
オルガンでタンゴを
ウィーン交響楽団とブレゲンツ音楽祭管弦楽団のメンバーが、ベートーヴェンのユニークな管楽七重奏曲で記念すべき祭典の幕を開けます。ベートーヴェンの存命中には「ハルモニームジーク(管楽アンサンブル)」が広く親しまれていましたが、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各2本という伝統的な編成は、ロマン派の終わりとともに次第に影を潜めていきました。オスロ・カンマーアカデミーはこのジャンルを擁護し、モンタフォンでその旗を高く掲げます。エルマ・アンサンブルは週末を通してゲストとして参加し、デュオからセクステットまで様々な編成で、モーツァルトからドヴォルザーク、そして現代作品に至るまでの音楽の架け橋を築きます。
オルガン愛好家は、この高山地帯で4世紀にわたる16台の楽器に出会うことができ、その一部は見学ツアーで訪れることも可能です。「モンタフォンの共鳴」では、その音の力と多様性を実際に聴くことができます。ARD音楽コンクールの勝者であるミヒャエル・シェッヒによるソロ演奏や、合唱とオーケストラによるヨーゼフ・ハイドンの「戦時のミサ(太鼓ミサ)」、あるいはタンゴやジャズの音源としてのオルガンなど、その楽しみ方は様々です。後者のジャンルには、ピクニックを含め、野外で半ダースのイベントが行われる週末が捧げられています。