LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
♪
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇷🇺 ロシアオペラOntomo · 2026年9月17日 10:01 · レビュー· 約1分で読めます

マリインスキー劇場で「変化」を描くムソルグスキーのオペラ上演 その意味する所とは

マリインスキー劇場で上演されたムソルグスキーのオペラ《ホヴァンシチナ》の公演レポート

日本語要約
2025年8月2日、ロシア・サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場第2ステージにて、ムソルグスキーのオペラ《ホヴァンシチナ》が上演された。ヴァレリー・ゲルギエフ指揮のもと、社会の「変化」とそれに抗う人々の思惑が描かれた。エカテリーナ・セメンチュク、スタニスラフ・トロフィモフらが出演し、終演後には聴衆から拍手とブラヴォーが送られた。
全文(日本語)

2025年8月2日、ロシア・サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場第2ステージにて、ムソルグスキー作曲のオペラ《ホヴァンシチナ》が上演された。本作は2025/26シーズン最後のオペラとして選ばれた。

指揮のヴァレリー・ゲルギエフは、ムソルグスキーの音楽に潜む複数の声を際立たせた。冒頭の「前奏曲〈モスクワ河の夜明け〉」では、秩序が保たれていた世界を表現し、ゲルギエフの統率によって緩急自在に音楽が描かれた。また、群衆を一つの「登場人物」として扱い、熱狂や恐怖、酩酊、祈りといった感情の変化を細かく描き分けた。

歌手陣では、マルファ役のエカテリーナ・セメンチュク(Ms)が、深い情念を宿した歌唱で複雑な心情を表現した。ドシフェイ役のスタニスラフ・トロフィモフ(Bs)は宗教的指導者としての二面性を重厚に演じ、イワン・ホヴァンスキー役のバクリ・カリチャヴァ(Bs)は権力者としての威圧感と人間的な側面を表現した。シャクロヴィートゥイ役のアレクセイ・マルコフ(Br)は冷徹さを際立たせた。

終幕では、古儀式派の信徒たちが自ら火に身を投じる場面が描かれた。終演後、聴衆からは拍手とブラヴォーが送られた。

▼関連キーワード解説 (4)
ヴァレリー・ゲルギエフ人物・団体Wikipedia ↗

ヴァレリー・アビサロヴィチ・ゲルギエフ は、ロシアの指揮者。オセット人。ロンドン交響楽団やミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者等を務めたことなどで知られる。ワレリー・ゲルギエフとも表記される。

アレクセイ・マルコフ人物・団体Wikipedia ↗

アレクセイ・マルコフ は、ロシア、モスクワ出身の自転車競技選手。

マリインスキー劇場会場Wikipedia ↗

マリインスキー劇場 は、ロシアのサンクトペテルブルクにあるオペラと バレエ専用の劇場。ソビエト連邦時代 は、「キーロフ劇場」と呼ばれていた。

ホヴァンシチナ作品Wikipedia ↗

『ホヴァーンシチナ』 は、ムソルグスキーの遺作オペラの一つ。題名は「ホヴァーンスキー事件(ホヴァーンスキー騒動)」の意である。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
次に読むなら
ヴァレリー・ゲルギエフ の他の記事
🇺🇸 アメリカオーケストラニュースThe Violin Channel4/29 03:00
ブダペスト祝祭管弦楽団、新芸術監督にアリサ・メヴェスを任命
Budapest Festival Orchestra Appoints Alisa Meves as New Artistic Director
ブダペスト祝祭管弦楽団(BFO)は、2026年5月4日付でアリサ・メヴェスを新芸術監督に任命すると発表した。メヴェスはドイツ出身で、長年マリインスキー劇場でヴァレリー・ゲルギエフの側近として活動し、2023年からはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を務めてきた。今後は音楽監督イヴァン・フィッシャーと密接に連携し、BFOのコンサート活動やイヴァン・フィッシャー・オペラ・カンパニー、欧州オーケストラ・アカデミーとの連携を統括する。フィッシャーは彼女のBFOの本質に対する理解と手腕を高く評価しており、新たな挑戦に向けたパートナーシップに期待を寄せている。
アリサ・メヴェスイヴァン・フィッシャーマリインスキー劇場
🇷🇺 ロシアオペラニュースOntomo8/17 10:02
マリインスキー劇場でヴァレリー・ゲルギエフ指揮、オルリン・アナスタソフ演出によるポンキエッリ《ジョコンダ》が新演出で上演
ゲルギエフ指揮で《ジョコンダ》新演出上演 マリインスキー劇場で進むレパートリー拡大
マリインスキー劇場にて、7月3日にアミルカーレ・ポンキエッリのオペラ《ジョコンダ》が新演出で上演された。バス歌手オルリン・アナスタソフが演出を手がけ、ヴァレリー・ゲルギエフが指揮を担当。タチヤーナ・セルジャン、ジナイダ・ツァレンコ、ナジュミディン・マブリャノフらが出演し、かつて上演されていた名作が現代に蘇った。
ヴァレリー・ゲルギエフオルリン・アナスタソフマリインスキー劇場
マリインスキー劇場でヴァレリー・ゲルギエフ指揮、オルリン・アナスタソフ演出によるポンキエッリ《ジョコンダ》が新演出で上演
🇺🇸 アメリカオペラニュースOperaWire10/21 10:01
メトロポリタン歌劇場のピーター・ゲルブ総裁がアンナ・ネトレプコを「不誠実」と非難、舌戦が再燃
Peter Gelb Calls Anna Netrebko ‘Dishonest’ in Latest Verbal Dispute
メトロポリタン歌劇場のピーター・ゲルブ総裁は、アンナ・ネトレプコによるウクライナ戦争非難とプーチン氏からの距離を置く声明を「不誠実」とし、再雇用の意向はないと言及した。これに対しネトレプコのマネージャーは反論。両者は現在性差別を巡る訴訟で係争中である。
ピーター・ゲルブアンナ・ネトレプコメトロポリタン歌劇場
ヴァレリー・ゲルギエフ の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇪🇸 スペインオペラニュースBeckmesser11/2 09:31
ソフィア王妃芸術宮殿(レス・アーツ)がサルスエラ『ラ・ベルベナ・デ・ラ・パロマ』を上演、アポロ劇場を称える演出
‘La verbena de la Paloma’ rinde homenaje al Teatro Apolo en Les Arts
バレンシアのソフィア王妃芸術宮殿(レス・アーツ)は、11月4日から8日まで、トマス・ブレトン作曲のサルスエラ『ラ・ベルベナ・デ・ラ・パロマ』を上演する。ヌリア・カステホン演出による本プロダクションは、1894年の初演の地であるマドリードの旧アポロ劇場にオマージュを捧げるもので、テアトロ・デ・ラ・サルスエラで上演されたものが持ち込まれる。ホセ・ミゲル・ペレス=シエラが指揮を務め、バレンシア州管弦楽団およびバレンシア州合唱団が出演する。
トマス・ブレトンリカルド・デ・ラ・ベガソフィア王妃芸術宮殿(レス・アーツ)
ソフィア王妃芸術宮殿(レス・アーツ)がサルスエラ『ラ・ベルベナ・デ・ラ・パロマ』を上演、アポロ劇場を称える演出
🇪🇸 スペインオペラレビューBeckmesser11/2 09:31
リセウ大劇場でベッリーニの歌劇『カプレーティとモンテッキ』が上演され、オロペサとルピナッチが主演を務める
Critica: Oropesa y Lupinacci protagonistas de “I Capuleti e I Montecchi”, la tragedia de las familias veronesas en el Liceo
リセウ大劇場でベッリーニのオペラ『カプレーティとモンテッキ』が上演された。リカルド・フリッツァ指揮、アレックス・アギレラ演出のもと、リゼット・オロペサとラファエラ・ルピナッチが主演。事故や病気など困難な状況を乗り越えて公演が行われ、出演陣に拍手が送られた。
ヴィンチェンツォ・ベッリーニリゼット・オロペサリセウ大劇場
リセウ大劇場でベッリーニの歌劇『カプレーティとモンテッキ』が上演され、オロペサとルピナッチが主演を務める
🇯🇵 日本クラシック全般ニュースGoogle News JP 音楽祭211/2 09:02
「東京・春・音楽祭2027」の開催概要が発表され、有料約70公演の実施や一般財団法人の設立、ベートーヴェン没後200年企画などが明らかに
「東京・春・音楽祭2027」は3/19より約1ヶ月開催。有料公演約70公演、ライブ配信も継続 - dメニューニュース
「東京・春・音楽祭2027」の概要発表会が開催され、2027年3月19日から4月17日まで有料公演約70公演の開催やライブ配信の継続が発表された。長期的な運営と財政基盤安定を目指し一般財団法人が設立された。東京文化会館の休館に伴い、東京芸術劇場やミューザ川崎シンフォニーホール、紀尾井ホールなどに会場を拡大する。また、ベートーヴェン没後200年を記念した特別シリーズとして、ルドルフ・ブッフビンダーの室内楽や、ローター・ケーニヒス指揮NHK交響楽団による『タンホイザー』、ダーヴィド・アフカム指揮読売日本交響楽団による『フィデリオ』などが予定されている。
鈴木幸一芦田尚子東京文化会館
タグ
ヴァレリー・ゲルギエフエカテリーナ・セメンチュクスタニスラフ・トロフィモフバクリ・カリチャヴァアレクセイ・マルコフマリインスキー劇場ホヴァンシチナ
原文を読む → Ontomo
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る