#AmbientAugust no.11 – John Luther Adams – Become Ocean
#AmbientAugust 第11回 – ジョン・ルーサー・アダムズ – 『Become Ocean』
ベン・ホグウッド著
ジョン・ルーサー・アダムズの音楽には非常に根源的な何かがあり、『Become Ocean』のライブ演奏を目の当たりにしたことは非常に強い印象を残した。2018年にロンドン・コンテンポラリー・オーケストラで聴いた際にも実感したが、この曲を聴くことは文字通り脳の焦点を合わせ直すような体験である。
出版社ワイズ・ミュージックの『Become Ocean』専用ページに掲載されている、作曲家自身の言葉は以下の通りである。
「長年にわたり、私のオーケストラ音楽はよりシンプルに、そしてより広大なものになってきた。
『Clouds of Forgetting, Clouds of Unknowing』(1991-95)には4つの異なる音楽的テクスチュアが含まれている。『In the White Silence』(1998)には3つ。『For Lou Harrison』(2002)では、これをわずか2つにまで減らした。
『Dark Waves』(2007)で、ついに1つに到達した。その曲を初めて聴いたとき、私は同じような音響をより長い時間持続させることができるのではないかと考え始めた。その結果が、広大で深く、神秘的な存在の潮汐についての瞑想である『Become Ocean』である。
タイトルは、ジョン・ケージがルー・ハリソンの誕生日を祝して書いたメソスティック(中綴じ)の詩から借用したものである。ハリソンの音楽をデルタ地帯の川に例え、ケージはこう書いている。
LiStening to it(それを聴きながら)
we becOme(私たちはなる)
oceaN.(海に)
この地球上の生命は、最初に海から現れた。そして極地の氷が溶け、海面が上昇するにつれ、私たち人間は、再び文字通り海になるかもしれないという見通しに直面しているのである。」
投稿番号2,978 – 2026年8月11日火曜日