Quand Céline Dion s’essaie à l’opéra…
セリーヌ・ディオンがオペラのアリアを披露
パリでの26公演で約80万人の観客が見込まれ、先行販売には最大900万人が殺到したと言われる「セリーヌ・ディオン・フィーバー」がフランスを席巻しています。
9月12日、プレニチュード・アリーナにて、あらかじめ熱狂的な観客を前に、このケベック出身の歌手はオペラへの寄り道を見せました。映画『ディーヴァ』を通じてヒット曲となった、カタラーニのオペラ『ラ・ワリー』より「さようなら、ふるさとの家よ(Ebben? Ne andrò lontana)」を歌唱したのです。このリリックな試みは、正確さには欠けるものの、気品に満ちたものでした。
オペラの愛好家にとっては満足のいくものではないかもしれません。音響設備の使用は避けられないとしても、音程の不安定さ、低音の弱さ、そして高音域への到達の苦しさが目立ちました。しかし、それは重要ではありません。セリーヌ・ディオンはソプラノ歌手として歌うのではなく、セリーヌ・ディオンとして歌うのです。それこそが彼女の最大の強みかもしれません。バラードであれ、賛歌であれ、カタラーニの作品であれ、歌い出しの3秒で彼女だと分かります。彼女のスタイルは唯一無二であり、即座に識別可能です。ある人には過剰に映り、別の人には並外れたものに映りますが、「ディオンマニア」の数字は後者が正しいことを示しているようです。
オペラハウスが観客席を埋めるのに苦労している一方で、セリーヌ・ディオンは何十万人もの群衆を引き寄せ、あらゆる出演をイベントに変えてしまいます。もし彼女がこの奇妙な「さようなら、ふるさとの家よ」を通じて、何人かにオペラを発見したいという気持ちを起こさせたのなら、彼女がマリア・カラス(彼女はカラスの熱烈なファンだと言われています)ではないことを責めるのは筋違いというものでしょう。


