楽器は上達より「楽しい」で続ける! 〜脳科学者・瀧靖之さんインタビュー後編
楽器は上達より「楽しい」で続ける! 〜脳科学者・瀧靖之さんインタビュー後編

日本語要約
脳科学者・瀧靖之氏が、大人の楽器演奏における「楽しむこと」の重要性を解説。上達は一直線ではなく停滞と成長を繰り返すため、焦らずスモールステップで習慣化することが脳科学的に有効であると説く。また、好きな曲を弾くことや、既存の習慣とセットで練習を行う工夫を推奨している。
全文(日本語)
脳科学者・瀧靖之氏へのインタビュー後編。大人の楽器演奏において、上達を目指すことよりも「楽しむこと」が脳の健康維持に重要であると説く。演奏力が伸び悩む時期があっても、脳の可塑性により練習を続ければ必ず上達のタイミングが訪れるため、焦る必要はない。練習曲だけでなく、ジャンルを問わず自分の好きな曲を弾くことが推奨される。
練習を継続するためのコツとして「スモールステップ」を挙げる。まずは楽器の前に座る、楽譜を開くといった小さな行動から始め、徐々に練習量を増やすことで、約2か月かけて習慣化を目指す。また、食事や歯磨きなど既存の習慣の直後に練習を組み込むことで、意志の力に頼らず継続しやすくなる。嫌々行う練習は学習効率を低下させるため、ワクワクする感情を大切にすることが重要である。
一人での練習が沈滞した際は、誰かと一緒に演奏するセッションも有効な刺激となる。目標設定については、大きな夢を持ちつつ、そこに至るまでの小さな目標を段階的に設定することが成功の鍵である。瀧氏自身は、ピアノでショパンの《バラード第1番》を弾けるようになることを目標に掲げている。
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