The girls are back in town
アニタ・ラチヴェリシュヴィリとサオイア・エルナンデスが今秋ニューヨークに出演、マドリードでの『イル・トロヴァトーレ』音源も紹介

アニタ・ラチヴェリシュヴィリとサオイア・エルナンデスがニューヨークに戻ってくる。今週の「Grand Tier Grab Bag」では、今年7月の公演で2人が共演した模様を取り上げる。
今秋、アニタ・ラチヴェリシュヴィリとサオイア・エルナンデスがニューヨークに貴重な出演を果たす。Parterre Boxはこれを記念して、今夏の初めにマドリードで最近録音された『イル・トロヴァトーレ』から2人の共演箇所の抜粋を公開する。
ラチヴェリシュヴィリは来週、ギリシャ音楽のプログラムでギリシャ国立歌劇場とともにカーネギー・ホールに出演するが、今回のマドリード公演で声の危機以前の十八番であったアズチェーナ役に復帰した。彼女は発声の再構築を続けながら、過去の役に慎重に取り組んできた。昨夏にはヴェローナで『カルメン』を1公演のみ務め、先月はヴロツワフで単発の演奏会形式の『ダリラ』が予定されていた。今秋遅くにはロンドンで自身初のウルリカを歌う予定だが、それ以降のヴェルディ作品への出演は発表されていない。しかし来シーズンはギリシャ国立歌劇場に2回復帰し、3月にババ・ザ・ターク、夏にスズキと新しい役柄を務める予定である。
そして11月初旬には、評価が分かれるヴェリズモ歌手のサオイア・エルナンデスが『トスカ』でメトロポリタン歌劇場(メト)デビューを果たす。エルナンデスは2025年6月にマドリード王立劇場がカーネギー・ホールでガラコンサートを開催して以来ニューヨークに出演していない。今シーズン後半にはパリで『イル・トロヴァトーレ』のレオノーラに復帰するほか、ベルリンでは2016年以来歌っていないとみられる『ノルマ』を歌う。また、ヨーロッパの他の地域でも『トゥーランドット』や『アドリアーナ・ルクヴルール』を歌う予定である。
そして今回のマンリーコ役、ヴィットリオ・グリゴーロはどうだろうか。彼は現在もメトでは好ましからざる人物(ペルソナ・ノン・グラータ)のままだが、ミラノで2週間足らずのうちに開幕する注目の新制作『ファウスト』にマリーナ・レベカ、アレックス・エスポジトと共演して主演する。
ヴェルディ:『イル・トロヴァトーレ』より「母さん?…眠っていないのか?…天よ!..あのほの暗い明かりは私を欺いていないか?」
ヴィットリオ・グリゴーロ
アニタ・ラチヴェリシュヴィリ
サオイア・エルナンデス
フアン・ヘスス・ロドリゲス
指揮:ニコラ・ルイゾッティ
マドリード王立劇場
2026年7月11日
ハウス録音



