LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
🇯🇵 日本オーケストラぶらあぼ · 2026年11月6日 14:32 · ニュース· 約2分で読めます

ブリテンと小澤征爾――ふたりの音楽家が築いたレガシーを京都から未来へ

ロームシアター京都、ブリテンの命日公演と小澤征爾のレガシー継承コンサートを開催へ

日本語要約
開館10周年を迎えたロームシアター京都で、ブリテンと小澤征爾のレガシーを継承する2つの公演が開催される。2026年12月4日には没後50年のブリテン命日に京都市交響楽団等による「春の交響曲」などが、2027年2月7日には小澤征爾のアカデミー等の卒業生と山田和樹指揮によるコンサートが行われる。
全文(日本語)

京都会館がリニューアルし、ロームシアター京都としてスタートを切ってから10年が経った。10周年のテーマ「つづきのはじまりはじまり」に沿い、ベンジャミン・ブリテンと小澤征爾の音楽と遺産を継承する2つのイベントが今冬に行われる。

2026年12月4日には、「ロームシアター京都10周年×京都市交響楽団70周年共同プロジェクト」として「Project B『ブリテン:春の交響曲』」が開催される。この日は没後50年を迎えるブリテンの命日にあたる。大友直人指揮の京都市交響楽団により、ペルトの「カントゥス」とラヴェルの「クープランの墓」が演奏され、ダンサーの東野祥子と康本雅子が加わる。後半にはブリテンの「春の交響曲」が演奏され、ソプラノの小林沙羅、メゾソプラノの金子美香、テノールの笛田博昭、東京混声合唱団、京都市少年合唱団が出演する。

また、2024年に亡くなった小澤征爾の没後3年を機に、「マエストロ小澤のレガシーを未来へとつなぐコンサート」が2027年2月6日(命日)に東京で、翌2月7日にロームシアター京都で開催される。小澤が設立した小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、小澤征爾スイス国際アカデミー、小澤征爾音楽塾で学んだ教え子たちが集結する。出演者には、ヴァイオリンの会田莉凡、キム・スーヤン、岡田修一、アレクサンドラ・スム、ヴィオラの横溝耕一、湯浅江美子、チェロのルカ・ジョバンニーニ、森田啓介、黒川実咲などの若手19名に加え、講師を務めたジュリアン・ズルマン(ヴァイオリン)、吉野直子(ハープ)が参加する。前半は室内楽としてブラームスの弦楽六重奏曲第2番、チャイコフスキーの「フィレンツェの思い出」、メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲が抜粋で演奏される。後半は小澤の薫陶を受けた山田和樹の指揮により、バーバーの弦楽のためのアダージョ、マーラーのアダージェット、シェーンベルクの「浄夜」が弦楽オーケストラで演奏される。

▼関連キーワード解説 (5)
小澤征爾人物・団体Wikipedia ↗

小澤 征爾 は、日本の男性指揮者。1973年からボストン交響楽団の音楽監督を29年間務め、2002年 - 2003年のシーズンから2009年 - 2010年のシーズンまでウィーン国立歌劇場音楽監督を務めた。

大友直人人物・団体Wikipedia ↗

大友 直人 は、日本の指揮者。梶本音楽事務所所属。

康本雅子人物・団体Wikipedia ↗

康本 雅子 は、日本のダンサー・振付家。東京都千代田区出身。

アルヴォ・ペルト人物・団体Wikipedia ↗

アルヴォ・ペルト は、エストニア生まれの作曲家。しばしばミニマリズムの楽派に属する一人とされる。

ラヴェル人物・団体Wikipedia ↗

ジョゼフ・モーリス(モリス)・ラヴェル は、フランスの作曲家。『スペイン狂詩曲』やバレエ音楽『ダフニスとクロエ』『ボレロ』の作曲、『展覧会の絵』のオーケストレーションで知られる。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
あわせて読みたい
次に読むなら
ブリテン の他の記事
🇬🇧 イギリスオーケストラニュースSlippedisc11/4 02:00
バーミンガム市交響楽団が山田和樹の指揮でヨーロッパツアーへ出発するも、主要都市を外れた日程に
CBSO heads for the backwaters
バーミンガム市交響楽団が再びヨーロッパツアーを行うが、ウィーン、ベルリン、ハンブルク、チューリヒ、フランクフルト、アムステルダムなどの主要都市は含まれていない。山田和樹の指揮により、コヴェントリー、ブリュッセル、ルクセンブルク、ルツェルンでブリテンの『戦争レクイエム』が、フライブルク、ニュルンベルク、フィールゼンでピアニストのルーカス・シュテルナートを迎えブラームスとバルトークの作品が演奏される。
バーミンガム市交響楽団山田和樹コヴェントリー大聖堂
🇯🇵 日本クラシック全般インタビューOntomo11/6 12:32
沖澤のどかとソフィー・デルヴォーが対談、キャリアの葛藤や音楽家としての生き方を語る
沖澤のどか×ソフィー・デルヴォー「音楽家を続けるべきか」悩んだ日々と自分らしいキャリアの築き方
指揮者の沖澤のどかとファゴット奏者のソフィー・デルヴォーがキャリアについて対談した。二人はこれまでの試行錯誤やプレッシャー、第一子出産後の迷い、仕事とプライベートのバランス、音楽界におけるジェンダー平等や教育環境の課題について語っている。
沖澤のどかソフィー・デルヴォー
沖澤のどかとソフィー・デルヴォーが対談、キャリアの葛藤や音楽家としての生き方を語る
🇯🇵 日本オーケストラニュースぶらあぼ11/5 15:02
読売日本交響楽団が2027/28シーズンのプログラムを発表、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレの最終シーズンに
読売日本交響楽団が2027/28シーズンプログラムを発表
読売日本交響楽団は11月5日、2027/28シーズンのプログラムを発表した。常任指揮者のセバスティアン・ヴァイグレにとって最終シーズンとなる。サントリーホールの改修工事に伴い、定期演奏会と名曲シリーズは上期に東京芸術劇場、下期にサントリーホールで開催される。ヴァイグレの指揮では三木稔作品、イアン・ベルの委嘱初演作、ワーグナー《ワルキューレ》第1幕(演奏会形式)などが取り上げられるほか、首席客演指揮者のユライ・ヴァルチュハ、桂冠指揮者のシルヴァン・カンブルラン、客演として山田和樹ら国内外の指揮者・ソリスト陣が出演する。
読売日本交響楽団セバスティアン・ヴァイグレサントリーホール
読売日本交響楽団が2027/28シーズンのプログラムを発表、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレの最終シーズンに
ブリテン の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇹🇼 台湾オーケストラニュースGoogle News TW 一般11/6 12:03
台湾・国家交響楽団の「青年音楽家育成計画」が台中の和平区を訪問、コンサートやマスタークラスを開催
2026「青年音樂家茁壯計畫」走進臺中和平山城 大師班深化專業指導 厚植青年音樂人才實力 - 中央社 CNA
国家交響楽団(NSO)の「青年音楽家育成計画」は6年目を迎え、10月6日にNSO首席代行の鄧皓敦が若手音楽家10名による弦楽室内楽団を率いて台中市和平区の和平中学校と白冷小学校を訪問し、クラシック演奏とタイヤル族文化の交流を行った。10月13日には鄧皓敦が台中第二高校および双十中学校の音楽クラスでヴァイオリンのマスタークラスを開催し、シベリウスやブラームスなどの作品を演奏する生徒たちを直接指導した。同計画は建興儲存科技が共催し、中華開発文教基金会、開発銀行、凱基人寿が支援している。
国家交響楽団鄧皓敦台中市立和平国民中学
🇯🇵 日本ピアノニュースOntomo11/6 10:02
音楽評論家の寺西基之がラヴェルの名曲「ピアノ協奏曲 ト長調」の特徴や構成を解説
30秒でわかるラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
音楽評論家の寺西基之がモーリス・ラヴェルの名曲「ピアノ協奏曲 ト長調」を解説。本作は伝統的な急緩急の3楽章構成をとりつつ、ジャズの語法や複調などのモダニズムが融合された作品である。各楽章の聴きどころや、作曲年・演奏時間・楽器編成も紹介されている。
ラヴェル寺西基之
音楽評論家の寺西基之がラヴェルの名曲「ピアノ協奏曲 ト長調」の特徴や構成を解説
🇯🇵 日本オーケストラニュースOntomo11/6 10:02
音楽評論家の寺西基之が解説するブラームス作曲「交響曲第2番」の概要と楽曲の魅力
30秒でわかるブラームス:交響曲第2番
音楽評論家の寺西基之によるブラームスの交響曲第2番の解説。同曲は1877年、南オーストリアの避暑地ペルチャッハで短期間のうちに作曲された。緊張感に満ちた第1番とは対照的に、牧歌的で明るく流麗な作風でありながら孤独な陰りも併せ持つ。全4楽章の構成や編成情報も紹介されている。
ブラームス寺西基之
音楽評論家の寺西基之が解説するブラームス作曲「交響曲第2番」の概要と楽曲の魅力
タグ
ブリテン小澤征爾大友直人東野祥子康本雅子アルヴォ・ペルトラヴェル小林沙羅金子美香笛田博昭東京混声合唱団京都市少年合唱団京都市交響楽団会田莉凡キム・スーヤン岡田修一アレクサンドラ・スム横溝耕一湯浅江美子ルカ・ジョバンニーニ森田啓介黒川実咲ジュリアン・ズルマン吉野直子ブラームスチャイコフスキーメンデルスゾーン山田和樹バーバーマーラーシェーンベルク京都会館ロームシアター京都ロームシアター京都 メインホール春の交響曲カルミナ・ブラーナカントゥスクープランの墓弦楽六重奏曲第2番弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」弦楽八重奏曲弦楽のためのアダージョアダージェット(交響曲第5番より)浄夜
原文を読む → ぶらあぼ
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る