人と地域を繋ぐオペラ――日本初演から20年、山形・長井に響く《ゼッキンゲンのトランペット吹き》 - ぶらあぼONLINE | クラシック音楽情報ポータル
山形県長井市でネッスラー作曲のオペラ《ゼッキンゲンのトランペット吹き》が20年ぶりに再演
山形県長井市で2006年に日本初演が行われたネッスラー作曲のオペラ《ゼッキンゲンのトランペット吹き》が、20年ぶりに同地で再演される。長井市はドイツのバート・ゼッキンゲン市と1983年から姉妹都市となっており、その縁でこのオペラの日本初演が実現した。今回の再演には、指揮の佐藤正浩、演出の粟國淳、タイトルロールの黒田祐貴らが出演する。
物語は1650年ごろのドイツが舞台。学生ヴェルナーが放浪の旅の末、ゼッキンゲンの街で男爵令嬢マリアと恋に落ちるが、身分差や政略結婚の壁に阻まれる。その後、城の危機を救ったヴェルナーが実は伯爵の息子であることが判明し、二人は結ばれる。音楽的にはアリアの代わりに「リート」が多用され、ドイツ民謡的な要素と大衆的なポピュラリティが融合した作品である。
粟國淳の演出は、絵画や写真をもとにした映像をスクリーンに投影し、「古き良きドイツ」を表現する。歌手陣にはマリア役の三宅理恵、コンラディーン役の高橋洋介、元伯爵夫人役の山下牧子、シェーナウ男爵役の奥秋大樹、ダーミアン役の宮里直樹らが名を連ねる。佐藤正浩指揮のもと、山形交響楽団が演奏を担当。第2幕の五月祭の場面では、廣川みくりと池田武志によるバレエも披露される。公演総監督は瀧井敬子が務め、市民公募の合唱団も参加する。
公演概要:
日本初演20周年記念 特別公演 オペラ《ゼッキンゲンのトランペット吹き》
2026年9月5日(土)、9月6日(日)各日14:00開演
会場:長井市民文化会館ホール
総監督:瀧井敬子
指揮:佐藤正浩
演出:粟國淳
ヴェルナー:黒田祐貴
マリア:三宅理恵
コンラディーン:高橋洋介
元伯爵夫人:山下牧子
シェーナウ男爵:奥秋大樹
ダーミアン:宮里直樹
管弦楽:山形交響楽団
合唱:長井バート・ゼッキンゲン記念合唱団2026
ダンサー:廣川みくり、池田武志

