Centenaire Joan Sutherland : la Stupenda fêtée de Londres à Sydney
ソプラノ歌手ジョーン・サザーランドの生誕100周年を記念し、ロンドンからシドニーにかけて記念イベントや公演が開催
1960年、フェニーチェ劇場において、フランコ・ゼッフィレッリ演出によるヘンデルの『アルチーナ』でリチャード・ボニングがチェンバロを演奏し、ヴェネツィアの聴衆は後に「ラ・ストゥペンダ(驚異の歌姫)」と呼ばれることになる存在と出会った。それから66年後、11月7日に生まれた妻ジョーン・サザーランド(1926-2010)の生誕100周年を祝う夜の主賓として、彼が迎えられる。10月28日、フェニーチェ劇場、メトロポリタン歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、オペラ・オーストラリアが、テイト・メモリアル・トラストの招きによりロンドンのオーストラリア・ハウスに集結する。『ラ・ストゥペンダ:今世紀の声』と題されたこの夜のチケットは完売している。
メトロポリタン歌劇場は、1961年の『ランメルモールのルチア』以来、通算200夜・11の役柄という記録携えて参加する。ピーター・ゲルブは彼女の高音と、それに応えて立ち上がった満場の聴衆の記憶を付け加える予定である。ナタリー・マレー・ビール指揮のもと、テイト・サザーランド室内管弦楽団がオーストラリアとニュージーランドの若手歌手たち、そしてオペラ・ララの後援を得たソプラノのエリー・ニートとソラヤ・マフィと共演する。プログラムではベッリーニがオペレッタやノエル・カワードと並び、貴重な記録映像やフィルムも上映される。
オーストラリアでは、すでに8月から追悼の試みが始まっていた。8月20日と22日、彼女の名を冠したシドニー・オペラハウスの劇場で、スペランツァ・スカップッチ指揮による2回の演奏会においてジェシカ・プラットが彼女のために歌った。メルボルン・オペラは、彼女が記憶に残るレオノーラ役を務めた作品である『イル・トロヴァトーレ』を彼女に捧げた。また8月には、ボニングの推進のもとでベルカントの復興を大きく牽引した彼女のキャリアを追う写真集の刊行も告知されていた。
そして彼女の誕生日である11月7日には、モントリオールのカフェ・ダール・ヴォカルにて、サザーランドがアルフレード・クラウスと共演した1980年のコヴェント・ガーデン公演『ルクレツィア・ボルジア』が上映される予定である。


