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🇯🇵 日本室内楽クラシックナビ · 2026年9月24日 13:02 · レビュー· 約2分で読めます

北村 陽 チェロ・リサイタル

チェリスト北村陽がエリザベート王妃国際音楽コンクール入賞記念リサイタルを開催、ピアノの秋元孝介と共演

日本語要約
チェリストの北村陽がピアノの秋元孝介を迎え、エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞(第5位)を記念したリサイタルを第一生命ホールで開催した。プログラムでは同コンクールで演奏したナディア・ブーランジェやプーランク、ドビュッシーのフランス物、藤倉大「Nobody’s Nothings」の日本初演、ショスタコーヴィチのソナタなどが披露され、アンコールにはカザルスの「鳥の歌」が演奏された。
全文(日本語)

気鋭のチェリスト北村陽が、葵トリオを主軸に活躍するピアニスト秋元孝介を迎え、リサイタルを開催した。ブラームス国際優勝をはじめとする実績を持つ北村による、2026年(※原文ママ)のエリザベート王妃国際音楽コンクール入賞(第5位)を記念した公演である。

前半は、同コンクールで弾いたナディア・ブーランジェとプーランクの2曲にドビュッシーの作品を加えたフランス物が披露された。1曲目のドビュッシー「チェロとピアノのためのソナタ」では冒頭から細やかな表現がなされ、第2楽章のピッツィカートとピアノのコンビネーションや第3楽章の緊張感が示された。続くN.ブーランジェ「3つの小品」やプーランク「チェロとピアノのためのソナタ」でも各曲・各楽章の描き分けや情緒が表現された。

後半最初は、ナチスに芸術活動を制限され忘れられてしまう姉弟を通じた芸術の喪失をテーマとする無伴奏曲、藤倉大「Nobody’s Nothings」(日本初演)が演奏された。演奏前には北村自身が舞台上で楽曲の内容について語った。最後にはショスタコーヴィチ「チェロとピアノのためのソナタ」が演奏された。

事前取材で北村が「全体を通して〝生死〟にかかわる内容」と述べていた通り、公演全体に緊迫感が漂い、アンコールのカザルス「鳥の歌」まで強いメッセージ性を持った公演となった。また、出過ぎずに巧緻なバランス感覚を発揮したピアノの秋元孝介の貢献度の高さも際立つデュオ公演となった。

【公演データ】

北村 陽 チェロ・リサイタル

9月23日(水・祝) 14:00 第一生命ホール

チェロ:北村 陽

ピアノ:秋元 孝介

プログラム:

ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調

ナディア・ブーランジェ:3つの小品

プーランク:チェロとピアノのためのソナタ FP143

藤倉大:Nobody’s Nothings

ショスタコーヴィチ:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調 Op.40

アンコール:カザルス:鳥の歌

▼関連キーワード解説 (3)
フォーレ四重奏団人物・団体Wikipedia ↗

フォーレ四重奏団 は、作曲家ガブリエル・フォーレの名に因み、ドイツ・カールスルーエ音楽大学卒の4人が1995年に結成したピアノ四重奏団。国際的に演奏活動を行い、多数の録音を残しているほか、フォルケル・ダヴィット・キルヒナーや細川俊夫が同四重奏団に曲を残している。

ドビュッシー人物・団体Wikipedia ↗

クロード・アシル・ドビュッシー は、フランスの作曲家。長音階・短音階以外の旋法と、機能和声にとらわれることのない自由な和声法などを用いて作曲し、その伝統から外れた音階と和声の用い方から、19世紀後半から20世紀初頭にかけて最も影響力を持った作曲家の一人。

ナディア・ブーランジェ人物・団体Wikipedia ↗

ナディア・ブーランジェ は、フランスの作曲家・指揮者・ピアニスト・教育者(大学教授)。最高水準にある音楽教師の一人として知られ、20世紀の最も重要な作曲家や演奏家の数々を世に送り出した。生涯を通じてフランスおよび外国で数多くの演奏会、講演を行い、世界各国から集まった生徒たちに始終プライベートで教え続けた。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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