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🇯🇵 日本オーケストラレコ芸ONLINE · 2026年6月5日 10:03 · レビュー· 約1分で読めます

使用楽譜からみるメンゲルベルク①

使用楽譜からみるメンゲルベルク①

日本語要約
音楽学者・内藤眞帆による連載「名演奏家再批評」第6弾。指揮者ウィレム・メンゲルベルクについて、現存する膨大な使用楽譜の書き込みを分析し、その芸術的アプローチを多角的に論じる全4回連載の第1回。
全文(日本語)

金曜連載「名演奏家再批評」の第6弾として、音楽学者の内藤眞帆が指揮者ウィレム・メンゲルベルク(1871~1951)について、使用楽譜をもとに再批評を行う連載が開始された。全4回のうち第1回は無料公開される。

ウィレム・メンゲルベルクは、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を約50年率いたオランダの指揮者である。ベートーヴェンの継承者を自負し、グスタフ・マーラーと親交を結んだ。現代では解釈のユニークさが取り沙汰されることが多い。

20世紀の管弦楽作品の解釈は、1945年を境に大きな変化を迎えた。第二次世界大戦の終結に加え、磁気テープの発明(1936年)やLPレコードの発売(1948年)といった技術革新が、音楽の記録・再現の可能性を広げ、演奏様式にも影響を与えた。メンゲルベルクは、こうしたメディアの過渡期に全盛期を迎えた指揮者である。1895年からコンセルトヘボウ管の首席指揮者を務め、同楽団の基礎を築いたが、戦中にナチス・ドイツの文化評議会に加わったことで戦犯として扱われ、戦後の音楽界から追放された経緯がある。そのため、同時代のフルトヴェングラーやトスカニーニ、ワルターと比較して録音資料は少ない。

しかし、メンゲルベルクが実際に指揮台で使用した膨大な総譜が現存しており、そこには緻密な書き込みが残されている。本連載では、音源のみならずこれらの楽譜資料を分析し、ロマン主義的演奏の極致と評されるメンゲルベルクの作品アプローチを論じる。なお、使用楽譜はオランダ音楽研究所(Nederlands Muziek Instituut)に所蔵されている。

▼関連キーワード解説 (5)
ウィレム・メンゲルベルク人物・団体Wikipedia ↗

ヨーゼフ・ウィレム・メンゲルベルク [ヨーゼフ・ヴィレム・メンゲルベルフ] は、オランダの指揮者。フランツ・ヴュルナーの弟子であるため、ベートーヴェン直系の曾孫弟子にあたり、ベートーヴェン解釈には一目を置かれた。

フランク・シナトラ人物・団体Wikipedia ↗

フランシス・アルバート・"フランク"・シナトラ は、アメリカ合衆国のエンターテイナー・ポピュラー歌手・ジャズ歌手・俳優。通称「ザ・ヴォイス」。

ナタン・ミルシテイン人物・団体Wikipedia ↗

ナタン・ミロノヴィチ・ミルシテイン は、ウクライナ出身のユダヤ系ヴァイオリニスト。英語読みではネイサン・ミルスタイン。

ブルーノ・ワルター人物・団体Wikipedia ↗

ブルーノ・ワルター は、ドイツ出身の指揮者、ピアニスト、作曲家。より正確なドイツ語読みはヴァルターであり、そのように表記される場合もある。本来の姓はシュレジンガーであり、これは彼がブレスラウの歌劇場の指揮者になったとき、現地ユダヤ人にシュレジンガー姓が多いので、ワルター(ヴァルター)に改めたという。そのため、ワルター・シュレジンガーと表記されることも稀にある。

トスカニーニ人物・団体Wikipedia ↗

アルトゥーロ・トスカニーニ は、イタリア出身の指揮者。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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