坂入健司郎と石原勇太郎の ブラームス:交響曲第3番&第4番「超」入門
坂入健司郎と石原勇太郎の ブラームス:交響曲第3番&第4番「超」入門

日本語要約
指揮者・坂入健司郎と音楽学者・石原勇太郎が、ブラームスの交響曲第3番と第4番の魅力や演奏の難所、聴きどころを対談形式で解説する。第3番の第1楽章の拍子や和声の複雑さ、第3楽章のノットゥルノ的性格、第4番の指揮におけるリズムの重要性などが語られた。
全文(日本語)
特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」の一環として、指揮者の坂入健司郎と音楽学者の石原勇太郎が、ブラームスの交響曲第3番と第4番について対談を行った。
【交響曲第3番】
第1楽章について、坂入は指揮が最も難しいと語る。石原は4分の6拍子の拍感の難しさや、冒頭の減七の和音による調性の曖昧さを指摘した。坂入は「自由、幸福は苦しい?」という主題の解釈について、幸福の苦悩を感じると述べた。また、展開部から再現部への移行におけるリタルダンドのバランスの難しさについても議論された。第2楽章は歌曲のような構成で、特に終盤のトロンボーン・コラールが特徴的とされる。第3楽章については、書籍『マイニンゲンの伝統』に基づき、ロマンティックな解釈だけでなく「ノットゥルノ(夜想曲)」的な性格を持つと指摘された。第4楽章は、拍の取り方の変化やポリフォニーの整理が演奏の肝となる。また、第3番が他の交響曲と異なり静かに終わる点について、その意図を考えながら聴く面白さが語られた。
【交響曲第4番】
冒頭のアウフタクトについて、坂入は左手のリズムの正確さと右手のメロディの自由さを両立させる難しさを挙げた。また、ブラームスの作品にはシューマンからの潜在的な影響が見られるという見解で一致した。
石原は、自身の愛聴盤としてフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルによる第1番、カラヤン指揮ベルリン・フィルによる第1番(1988年)および交響曲全集、チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルによる第4番を挙げた。
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出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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