ロレンツォ・ヴィオッティが語る オラトリオ「7つの封印の書」
東京交響楽団音楽監督ロレンツォ・ヴィオッティが語る、シュミットのオラトリオ「7つの封印の書」への思い

2026年に創立80周年を迎える東京交響楽団は、記念シーズンの柱としてフランツ・シュミットのオラトリオ「7つの封印の書」を取り上げる。音楽監督ロレンツォ・ヴィオッティにとって、本作は16年前にウィーンでアーノンクール指揮の公演に合唱団の一員として参加して以来の縁がある作品である。
ヴィオッティは、アーノンクールから音楽的な妥協を許さない姿勢や、テクストの重要性を学んだと振り返る。また、本作を現代に上演する意義について、単なる黙示録の物語ではなく、暴力や恐怖、破壊を経て希望を見出すという、人間としての体験そのものを描いた現代的な作品であると語った。混沌の背後にある秩序を冷静に表現することの重要性を説き、テクノロジーによって分断が進む現代において、超越的な力を感じさせる人間的な作品であると述べている。
東京交響楽団の音楽監督就任から5ヵ月が経過し、ヴィオッティは楽団員との信頼関係の構築に注力している。楽団員の熱意やスタッフの献身に触れ、今後もリスクを恐れず音楽的・人間的な成長を目指すと意欲を見せた。
【公演情報】
《東京交響楽団創立80周年記念》シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」
・第745回 定期演奏会:2026年9月19日(土)18:00 サントリーホール
・ミューザ川崎シンフォニーホール公演:2026年9月21日(月・祝)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
【出演】
指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
テノール(ヨハネ):マキシミリアン・シュミット
バス(神の声):フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ
ソプラノ:クリスティーナ・ランツハマー
メゾソプラノ:カトリオーナ・モリソン
テノール:パトリック・グラール
バスバリトン:クレシミル・ストラジャナッツ
オルガン:大木麻理
合唱:東響コーラス
合唱指揮:冨平恭平




